二十四節気と和菓子


二十四節気とは…
1年を太陽の動きに合わせて24に分け、それぞれに漢字2文字の名前をつけて季節を表したもので、古代中国で生まれました。月の満ち欠けで1ヶ月を決めていた旧暦では、暦と季節にずれが生じてしまいます。二十四節気はそのずれを調整して、田植えや収穫などの農作業の目安とされました。現代でも、細やかな季節の移り変わりを感じる大切な目安となっています。
二十四節気
立春
二月四日~二月十八日頃


立春とは、暦上での春の始まりをいいます。まだ寒さ厳しいころですが、春一番が吹き、川や湖の氷が溶けだし、梅の花がほころびだすなど仄かに春の兆しが感じられ始めます。
立春におすすめの和菓子

栗粉餅(店頭季節限定販売)
おもちにたっぷりの栗きんとんのそぼろをまぶしました。栗の甘みがたっぷりと味わえます。立春の前日に行う節分に1年間の厄をすべて払います。厄払いをし、新しい時を迎える立春を 縁起物であるお餅を食べて迎えましょう。
雨水
二月十九日~三月四日頃


雨水とは、雪が雨へとかわり、寒さがゆるみ、氷が解け出すころのことをいいます。春へと向かっていく節目の時期です。雨水の最初の日にお雛様を飾ると良縁に恵まれるという言い伝えがあります。
雨水におすすめの和菓子

桜きんつば(店頭季節限定販売)
桜あんにうっすら生地をつけて焼き上げ、 桜の花をあしらった桜かおる上品なきんつばです。お雛様を飾るこの時期に、菱餅と一緒にお供えしてはいかがでしょうか?
啓蟄
三月五日~三月十九日頃


啓蟄とは、冬ごもりしていた虫たちが春の陽気に誘われて地面から顔を出し始める時期のこと。虫に限らず、さまざまな生き物が目覚め始めます。桃の花もこの頃に花開き、春の訪れを知らせてくれます。
啓蟄におすすめの和菓子

桜あんどら焼き(季節限定販売)
桜を練りこんだ餡をふわふわのどら焼き生地で包みました。生地からひょこっと顔を覗かせるかわいらしいピンク色の餡がこれから本番を迎える春のイメージにぴったりです。桜葉の香りと風味をお楽しみいただけます。
春分
三月二十日~四月三日頃


春分とは、太陽が真東からのぼり、真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日のこと。春分の日を中日として前後三日ずつの七日間が「春のお彼岸」です。
春分におすすめの和菓子

桜餅(店頭季節限定販売)
なめらかなこし餡を蒸したもち米の生地で包み込みました。桜の葉の香りから春の到来を感じさせてくれる、今の時期しか味わえないお菓子です。
清明
四月四日~四月十九日頃


清明とは、すべてのものが清らかで生き生きとするころのこと。桜の花が咲き乱れ、南の国からつばめが渡ってきます。生命が輝く季節の到来です。
清明におすすめの和菓子

桜餅(店頭限定販売)
なめらかなこし餡を蒸したもち米の生地で包み込みました。ちょうど桜が満開のこの頃。桜のかおり豊かな桜餅と一緒にお花見を楽しんではいかがでしょうか?
穀雨
四月二十日~五月四日頃


穀雨とは、春雨がすべての穀物・百穀をうるおすころのこと。この季節の終わりには夏の始まりを告げる八十八夜が訪れます。今年の八十八夜は五月二日です。
穀雨におすすめの和菓子

抹茶餡どら焼き
爽やかな香りの抹茶餡をふんわりとした生地で包み込みました。青々と茂る木々を彷彿とさせる初夏へと向かう今の季節にぜひ味わっていただきたい一品です。
立夏
五月五日~五月二十日頃


立夏とは、夏のはじまりです。
あおあおとした緑、さわやかな風、気持ちいい五月晴れの季節です。
お出かけが楽しい季節ですね。
立夏におすすめの和菓子

抹茶餡どら焼き
爽やかな香りの抹茶餡をふんわりとした生地で包み込みました。青々と茂る木々を彷彿とさせる初夏へと向かう今の季節にぜひ味わっていただきたい一品です。
小満
五月二十一日~六月四日頃


小満とは、いのちが、しだいに満ち満ちていくころのこと。
陽気がよくなり、草木が生い茂り、万物の成長する気が満ちはじめます。
梅雨の時期が近づいてきました。
小満におすすめの和菓子
