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恵那は全国的にも「栗のまち」として
知られています。
美栗舎は、伝統ある栗きんとんをはじめ、おまんじゅうやどら焼き、栗蒸羊羹など栗づくしと四季折々の風情があります。今日も職人が素材を吟味し、ひとつ手をかけて作っています。
日本百名山のひとつといわれる恵那山。その麓に拡がる東濃地方、恵那・中津川には、中山道を通じて東西の文化が行き交い、四季折々の山の恵みをいただき、豊かな食文化が根付きました。
 
なかでも秋の収穫時にしか味わえない栗きんとんはまさに山の幸。季節が来れば、和菓子屋さんならどこでもお店に並ぶもの。シンプルな素材でありながら、お店ごとに微妙な違いがある、と舌の肥えた人たちは語り、恵那からの季節便りとして、親しい人に贈ります。
 
この地に住まう人にとって栗は子どもの頃から身近にあるもの。山にいけば、山栗が実り、どこのおうちにも庭木の一本くらいは栗が植えてありました。そして、秋になればはじけて落ちた栗を拾い、みんなで栗を囲んで、ひとつひとつ栗の実を掘るんです。そうして、おかあさんが栗ごはんを炊いてくれたり、茹でておやつに食べたり。
だから決して贅沢な素材ではありません。いつのまにか上等の和菓子として、知られるようになったのがちょっとくすぐったいくらいなんです。
そんな栗のまち、恵那。でもやっぱり、自慢の栗のお菓子にはちょっとこだわる土地柄なのです。